こんにちは♪
パートで働いて、もし50代で社会保険に加入しなければならなくなった時に、10年働くとして元が取れるのかどうか気になりませんか?
今現在、私は130万円以内で働いていますが、自分が転職して106万ぐらいで社会保険に加入しなければならない時にどのくらいの負担があって、年金はどのくらい増えるのか気になりましたので、まとめてみました🌹
※なお、この記事の試算は、私自身のケース(扶養内パートで働く50代主婦)をもとにしています。
各種保険料や年金額は、厚生労働省の資料、日本年金機構の試算等を参考にしていますが、お住まいの地域や収入によって実際の金額は異なる場合があります。
あくまで一つの参考例としてご覧ください。
🧾【年収106万円で10年間社会保険に加入した場合のざっくり試算】
◎前提条件
- 年収:106万円(月収 約88,000円)
- 加入期間:10年(120ヶ月)
- 一人世帯(扶養なし)
※補足
ここでの「一人分の保険料」というのは、自分が扶養している家族がいないということです - 加入先:協会けんぽ(東京都)・厚生年金
- 保険料率(2025年4月時点目安):
- 健康保険料:11.50%(東京都)(介護保険料含む)
- 厚生年金保険料:18.3%(全国共通)
※いずれも会社と本人で半分ずつ負担
◎【毎月の自己負担額】
保険の種類 | 保険料率(本人負担) | 月額(概算) | 年額(概算) |
---|---|---|---|
健康保険料(介護保険含む) | 11.50% ÷ 2 = 5.75% | 約5,060円 | 約60,720円 |
厚生年金 | 18.3% ÷ 2 = 9.15% | 約8,052円 | 約96,624円 |
合計 | — | 約13,112円 | 約157,344円 |
💰【10年間で支払う総額(介護保険含む)】
- 健康保険:約60,700円 × 10年 = 約61万円
- 厚生年金:約96,600円 × 10年 = 約97万円
- 合計:約158万円
💴【将来もらえる年金(厚生年金部分)】
- 報酬月額 88,000円 × 5.481(係数)÷ 1000 × 120ヶ月
→ 年額 約57,970円(月額 約4,830円)
※国民年金(基礎年金)は別に支給されるよ
🔁【元が取れるまでの年数】
- 支払った合計:約97万円(年金部分)
- 年金で戻ってくる額:年約5.8万円
→ 約16〜17年生きれば元が取れる計算(健康保険は返ってこない)
◎補足:健康保険の「保障」もある!
健康保険に入ることで…
- 傷病手当金(病気・けがで働けなくなった時の補償)
- 出産手当金・出産育児一時金
- 医療費の自己負担が3割(+高額療養費制度)
など、現役時代にこそ助かる保障も!
✨まとめ:手取りは減るけど「安心」は増える
項目 | 金額の目安 |
---|---|
毎月の保険料(本人負担) | 約13,100円 |
10年間で払う総額(厚生年金+健康保険) | 約158万円 |
将来の厚生年金(年額) | 約58,000円 |
元を取るまでの目安 | 約16〜17年 |
🔸じゃあ、いくらぐらい稼げば損をしないの?
社会保険に加入すると、保険料の負担で手取りが月に1万〜1.5万円ほど減ることがあります。
そのため、「扶養から外れるなら年収160万円以上を目指した方が、損をしにくい」とよく言われています。
実際には、住んでいる地域や家族構成、働き方によって変わるので一概には言えませんが、社会保険に加入するなら社会保険料を加味してしっかり働くことが必要になってくると思います。
🔸私の感想
50代なので、働いたとして10年以上はなかなか計算しづらいところです。
期間が短ければ、将来貰える年金も減ってしまうので、長く働いた方が恩恵も受けやすいです。
また月収に対しての負担が大き過ぎるので、もし払っていくならもっと働いて収入を上げていかなければならないと思いました。
メリットとしては、社会保険に入った場合に上記の健康保険のメリット以外にも、雇用保険にも入れると思うので、辞めた場合の失業手当などももらえるということも考えられるとも思います。
私としては、今の職場で130万以内で働けるうちは扶養内で働き続けるという働き方で、NISAを利用した投資などで「自分年金」を作っていきたいなと思います。

お読みいただき、ありがとうございました❁
🔍 出典・参考にした情報
- 日本年金機構|年金額の計算方法(厚生年金保険)
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)|令和7年度 保険料額表(東京都)
- 厚生労働省|年収の壁について(106万円・130万円)
- 保険deあんしん館|保険deあんしん館コラム
※保険料率や制度の内容は変更される場合があるため、最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。
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