前回の記事では、高配当株の魅力や注目銘柄について紹介しました。
やはりインフレが進む今、お給料や年金以外にもう1つ収入があるというのは安心にもつながります。
今回は、もう一歩踏み込んで 「毎年増配している企業を選ぶ」 という視点を取り入れてみます♪
配当は増えるほど嬉しい
株の魅力の一つは配当金ですが、同じ高配当でも 毎年少しずつ増配している企業 を選ぶと、長期で受け取る配当がどんどん増えていきます。
たとえば、年間5,000円だった配当が1年後に5,200円、さらに次の年に5,400円…と増えていくイメージです。
こうなると、銀行の普通預金の利息と比べても、かなり大きな差になりますよね。

どうやって増配企業を見つけるか?
私がよく使っているのは、ネット証券のスクリーニング機能です。
- 配当利回りが3%以上はほしい
- 5年以上連続増配
こういった条件で検索すると、安定して配当を増やしている企業が絞り込めます。
増配が続いている企業(2025年10月現在)
- リース株:三菱HCキャピタル…過去27年間、配当が増加
- 商社株:三菱商事…8年連続。安定して増配
- 通信株:KDDI…23期連続増配。毎年少しずつ配当を増やしている
他にもありますので、ぜひ調べてみて下さい。
※実際に購入する場合は、最新の配当実績を必ず確認してくださいね。
長期保有の楽しみ
毎年増配している株を少しずつ買い増ししていくと、配当収入が自然に増えていくのが見える化されます。NISAの成長投資枠で買うと配当金が非課税になるので、NISAで買いたいところです。(特定口座で買うと通常配当金には20.315%税金がかかります。)
私も少額ずつ購入していて、配当金が入るたびに「ちょっと嬉しいお小遣いが増えた!」という感覚になります。

注意したいこと
- 配当が増えていても、株価が大きく下がるリスクはある
(最悪、投資した会社が倒産するリスクもある) - 1銘柄に偏らず分散すること。「卵は1つのかごに盛るな」という言葉もありますが、業種・セクター、景気敏感株・ディフェンシブ株など分散を図ることが大切です。
- 生活に必要なお金は投資に使わず、余裕資金で行うこと
- 購入時はタイミングを見て行う。(株式相場全体が下がっている時などはチャンスです)
チェックしたい項目
1. 配当実績の安定性・継続性
過去数年間、減配せずに安定して配当を出している企業を選ぶと安心です。
例:「5年間毎年配当が増えている」「減配なし」など。
2. 業績・財務健全性
会社の業績や財務が安定しているかも大事。会社の決算短信などで直近の業績を確認する。また、株価が下がった時でもまたいつかは上がるはずと安心して持ち続けられるように時価総額の大きな会社の株に投資するようにしています。
- 売上や利益が安定している
- 借金が多すぎない
景気が悪くなっても配当を維持しやすい企業が安心です。
3. 配当性向の適切性
配当性向とは、「利益のうちどのくらいを配当に回しているか」の割合。
- 高すぎると、利益が減ったときに配当がカットされやすい
- 低すぎると、もっと配当を増やせる余裕がある
「極端に高すぎないか」をチェックするといいと思います。
4. 業界の将来性・競争優位性
業界や会社の強みも参考に。
- 生活必需品、通信、インフラ系は安定していることが多い
- 景気に左右されやすい業種は、株価や配当が変動することもある
ポイントは「長く安定して配当をもらえそうか」をイメージすることです。

まとめ
「高配当株=配当が多い株」だけでなく、 毎年増配している企業を選ぶ ことで、長期的に安定した配当収入を目指せます。
好きなものを買ったり、外食や旅行に出かけたり楽しみが増えますね。
私も将来的には月3万円くらいの配当金が目標ですが、まだ道半ばです。
配当株は「長く続けてこそ実感できる投資」だと思うので、焦らずコツコツ続けていきたいですね。



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